慢性障害(over use)発生の概要
スポーツにおいては衝突などで発生する急性の怪我と疲労などの蓄積によって期間を経て発症する慢性の怪我があります。
今回はその中の慢性の怪我についてのお話です。
怪我は組織の痛みも含み、なんらかの不具合によって十分にプレーができない状態とします。
怪我をしてしまうと、プレーができなくなり、試合や練習に出られなくなり上手くなる機会が減ってしまいますね。またその怪我が原因でそこからずっとその怪我を抱えたままプレーを続けないといけなくなることもあります。そうするともしかしたら自分ののびしろを縮めてしまうことになるかもしれません。
そういったことを考えるとなるべく怪我はしたくないですね。
今回は怪我のメカニズムを知り、理解することで、怪我の可能性をできるだけ避けていけるように数回に分けて説明していきたいと思います。
下記の図は慢性障害を捉える上で非常に参考になります。
今回最も伝えたいことではあるのですが、怪我の発生には様々な要素が含まれるということをここで捉えていただけたらと思います。
スポーツ障害の意味を考える 中里 伸也