日本のこころの教育
とても素敵な本を読んだ。
日本人であり、日本に生きている者であるにも関わらず、日本が好きだ!日本に誇りを持っている!と声を大にして言うことを憚れる気がしてしまう。
以前、そういった感情を持つきっかけは、敗戦後のGHQによる戦後教育によるものであると知り、少し歴史を知ったことで日本への考え方が変わったきっかけとなった。
歴史的な背景をきちんと知ることで日本の尊さや特別感というものを感じ、同時に自身の自尊心というものが上がった経験がある。
それだけで自分にとっては衝撃的な体験であり、それからの人生を変えてくれるきっかけとなった。
今回のこちらの本はその上で更に日本を知るきっかけを与えてくれた。
まず、前提として自分はまだまだ日本のことを全然知らなかった。
分かった気でいた。
多くの日本人にもっと日本のことを知ってほしい、知るべきであると思った。
日本は日の本の国であり。
太陽の国である。
全ての根源である太陽と共に生きてきた。
太陽に感謝し、力を貰い、励ましあい生きてきたのだろう。
ほんの100年前は毎朝、朝日を拝む習慣があったのも驚いた。
白地に赤い丸という国旗も太陽を象徴しているし、「こんにちは」は今日様と太陽を敬った言い方であるという。
こんにちは、ご機嫌いかがですか?
はい、元気です。
さようなら、ご機嫌よう
というのが一連の挨拶だったようだ。
そして更に、お母さん(おかあさん)
も太陽という意味があるようだ。
これまでのことは身近でありながら、正直意味を答えられることはなかった。
しかし、どれも言われてみれば何となく分かるというか、しっかりくるというか。
言われてやっぱりそうなんだーとも思った。
太陽を崇拝して、太陽に力をもらって感謝の気持ちを持って1日を過ごす。
なんとも日本人らしいと思った。
何気ない日常の言葉に組み込んで実は色んなところで繋がっているんだよ。っていうのも日本らしいところだよね。
どうだろう、これが分かる、なんとなくでも感じられる日本人がどれほど居るだろうか。
日本は本来素敵な尊い国なんだ。
現代で接する日本は希望も未来もないような、日本国内を否定することばかりが情報として垂れ流されていて、暗いことがあまりに多いし、日本人の元気もやっぱりなくなってきちゃっているような気がする。
人のせいにしてしまっていたけど、皆んながもっと日本のことを知れば少しは状況も変わるんじゃないかなと思いました。