イップス②
イップス発症選手の一例
選手情報
県立高校野球部所属
ポジション:ショート
役職:キャプテン
野球歴:小学校1年生から
イップス発症時期:高3
・症状
送球時、指からボールが離れない
腕が硬直して思うように動かなくなる
・どんな場面で出現するか
試合時などランナーがいる状況で、簡単なショートゴロの一塁送球
・出現しない場面
基本練習中は送球ミスなし。
試合でも三遊間の深いゴロ、飛び込んだ後の送球など、いわゆるファインプレーと言われるようなプレーは出現しない
・その他に感じていたことなど
基本良いイメージがない(成功イメージの欠如)
打球が飛んでくる→捕球→送球の間に色んな考えが浮かんでくる
バッターランナーを意識してしまう(余裕があるから大事にいこうとか)
打球が飛んでくる瞬間から身体が固まって思うように動かなくなるのを感じる
・当時、行った対策
力が入りすぎているから7割くらいで送球してみる
投球側に軍手をつけて送球練習をする
自主練時間を増やして送球練習を繰り返す
・結果
試合での一塁送球は改善しなかった
右肩痛の再発
・対処
守備位置ショート→セカンドへ変更
(ショートクビ…)
・当時の心境
ずっと続けていた野球、練習は裏切らないと真面目に取り組んでいたのに上手くなるどころか下手くそになってしまった。
それ以上の解決策がないため、選択肢はやめるしか無かった。